かしこい狗は、吠えずに笑う

自主制作映画    

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Shady

 

「映画とはこうあるべきよなあ、と改めて思わせてくれた。撮りたいものを撮る、というね。

 それで面白いんだから文句ないでしょ。っていうね。応援!」(タカハタ秀太/演出家・映画監督)

(敬称略、五十音順) 

「ゆるみ無く、長さを感じさせない。みずみずしく、しかもオーソドックス。

 初めての長編映画だって?! 正直、驚いた。確かな脚本と演出の勝利である」(岡芳郎脚本家) 

24歳の若者が初監督、脚本を手がけた自主制作の学生映画。そんなクオリティの作品ではないです。

 ぜひ予告編を見てから本編見て欲しい。いい意味でめちゃくちゃ裏切られた。

 『爽やかなオレンジジュースみたいなもんやろ~』って軽い気持ちで飲んでたら、

 『めっちゃウォッカ入ってたんや、これ。』って狂気に酔わされる。

 渡部亮平初監督作品、次の作品が今から楽しみ。とにかく見てください。予告編から。予告編からっ!!!」(桂三四郎落語家)

「上田誠が、才能の塊だって言ってました」(川田十夢/AR三兄弟・長男)

「この作品には賞賛すべき人物が三人いる。

 一人目は、この作品の脚本家。

青春の痛みを鮮やかに切り取る切ない前半。息もつかせぬ展開となる後半。この転換が、一羽のインコというアイテムの使用によって見事に行われている。こういう『物語を思わぬ方向にスライドさせて行く』という離れ業を長編第一作でものにした技量は賞賛に値する。

 二人目は、この作品の監督。

主演女優二人が強烈な個性を持ってスクリーンに息づいているのは、ひとえにこの監督の演出力の賜物である。全編、ほぼこの二人だけの芝居で見せて行く作品だからこそ、作品と演技のボルテージをクライマックスに向けて上昇させて行く力技が必要な作品だ。それに長編デビュー作で堂々と勝負して、映画を形にした、その演出力は賞賛に値する。

自主映画育ちの僕には、かつての利重剛の作品や石井聰互の作品を思い出させた。

 三人目は、渡部亮平という人物である。

この人は僕の教え子の中でもとびきりなフットワークを持つ人物である。彼は待っていてもチャンスはやって来ない、ということを知っている。チャンスというのは掴み取るために自ら動き出した者にだけ掴み取れるものだ。そのチャンスを彼はいつでも捕まえに行き、そして、必ずその成果を手にしている。この行動力は賞賛に値する。

 この三人のコラボレーションによって、今後もさらに優れた作品群がスクリーンを彩って行くことになるだろう。この作品はその幕開けを鮮烈に告げる、ファンファーレに等しい」(小林弘利/脚本家)

「渡部亮平監督から観てくださいと手渡された手焼きのDVD。

 だいたい手焼き煎餅を渡される瞬間というのは『つまんないんだろうなあ』が正直な反応ですよ。

 でも観てビックリ。視線が新しく、きちんと娯楽にもなっていた。女優の演技も素敵で、本当に驚きました」(ワタナベアニ/写真家)

「才能の塊だと言ったのは僕です。でも実際問題、たゆまぬ努力と気配りによって作られた映画だと思うんですこれは。

 どんだけ考えたんだろうなこれ、と途方もない気持ちになりましたし、それをやりきったんだなあ、と唖然としました。

 総量! 総量が攻めてきます! 才能と努力と執念が塊となって攻めてきます!」(上田誠ヨーロッパ企画主宰) 

「とても楽しかった。とても怖かった。とても美しかった。あと、悲しかった。

 24歳の挑戦は清々しく、映画を捕まえることに成功した。傑作です」(犬童一心/映画監督) 

「すごく難しい人間の内面を上手に、そして丁寧に描いている。

 現代のいじめ問題も取り入れており、特に若い人たちにはこの作品をぜひ観てもらいたい」(友近千鶴/占い師・芸人友近の母親)

監督の渡部亮平くんは、虫も殺せないような顔をしているくせに、作り上げる作品は狡猾で、一筋縄にはいかない。

そして役者の使い方が実に上手い。この『かしこい狗は、吠えずに笑う』を見れば、それがよくわかると思う。

これが初めての長編作とは、末恐ろしいヤツだ。

みなさん、今のうちからコイツには注目しておいた方がいいです」(藤村忠寿/HTB『水曜どうでしょう』ディレクター

 
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